とうとうバイクにナビを取り付けた。どのナビにするか悩みに悩んだ結果、ガーミン社のNuvi 360を買うことにした。

選考の基準として、

• メモリーナビであること

• 小さいこと

• タッチパネルであること

• メモリーが多いこと

• 住所の番地検索ができること

• 値段が安いこと

などである。

比較した機種は、[　Nuvi 360 | ミニゴリラ　| BZN-100　| BZN-200　| C310　| P350 | BMW純正ナビ　]　だ。自分なりに比較表を作ったが、[ Nuvi 360 | ミニゴリラ ] の比較はここを参照してほしい。

購入元は、ＧＰＳ　Ｓｔｏｒｅ

新規機種：クラリオン、SONY、ユピテル　（欲しいな〜)

音声案内・ナビ誘導
音声案内は、コンピュータの合成音声。技術は、Text-To-Speech (TTS) と同じような技術を使っていてちょっと違和感がある（「アメリカ製なのでアメリカ訛りがあるね」と子供が言ってたが、そのとおり）。
今使っているパナソニックのCN-DS100Dとはターゲットマーケットが違うので単純に比べることはでないが、ナビゲーションという機能から言うと、期待外れの評価。オートバイで走っているときは常に画面を見ることが出来ないので音声案内に従うのだが、

• 「画面指示と音声案内に誤差がある」。高速のインターチェンジでは、どちらへいったらよいかまごまごしてしまった。
  
  行き先設定場所：航空科学博物館
  首都高７号小松川線から京葉道路に進むと宮野木ジャンクションで、東関東自動車道で成田方面です。
  グーグルマップで検索してもらえれば分かるように東関東自動車道は側道へ降りるかたちですが、ナビの音声案内は、「宮の木ジャンクション 直進です」と案内され、直進してしまった。
  
  行き先設定場所：イトーヨーカードー甲府昭和店
  ウインズ石和方面から国道２０号線方面に南下すると国道２０号線との交差点が広瀬の交差点ですが、画面では右に曲がれと表示されるが音声案内は「広瀬の交差点を直進です」と。。。。通勤ルートなので道は分かるのですが。。。これでは！
  
  【基本設定より音声言語選択にて、日本語（日本語（ＴＴＳ）ではなく）を選択することで問題が解決】
  
  
• ＸＸＸ交差点を右に次を右に次を左に（こんな感じ）では迷ってしまう。（交差点前で自動的に表示地図が拡大表示になるのは便利）
• 本体の設定を「車/バイク」と「距離優先」の設定にしておいたこともあり、やたら狭い道（裏道）に誘導されてしまう。確かに最短距離でしたが。。。。次回設定を「バス/トラック」と「時間優先」設定に変更してみよう。

行き先検索
住所検索と電話番号検索はまずまず。都内のＢＭＷディーラーをお気に入りに登録。最初は電話番号で入力。該当がない場合（３社ほどあったっけ）は住所で検索。（お気に入り登録されたポイントは地図上に常に表示される）
行き先は内蔵データから検索するか、登録が無い場合は住所なり電話番号又は緯度経度が必要だ。地図をスクロールしてポイントを定め「ここまでナビして！」は出来ないようだ(v3.22より可能)。500件のお気に入り登録が可能なので、事前に住所なり電話番号を調べ登録しておくことを勧める。

お気に入り登録の編集
Ｎｕｖｉをパソコンに繋ぎ「current.gpx」というＸＭＬ形式で保存されたファイルを編集することでパソコン上でも登録・編集が可能と思われる（自己責任において。。。）しかしながら、住所から緯度・軽度を求めるプログラムの開発が必要でしょう。取り急ぎ、グーグルマップで出てきた緯度経度を使う。

マウントについて
ネット検索をしてみるとＲＡＭマウントを使うのがよさそう。（オプション豊富）

衛星受信感度
Nuvi360は、SiRF社製の20チャンネル高感度GPSエンジン「StarIII」を搭載している。「StarIII」の特徴は、ビルの谷間や室内など、上空が直接遮断された場所での測位が可能であるということ。事実、窓際ではあるが自宅の部屋の中でも測位が可能で衛星の受信を維持する。また、高速の橋げたの下を走行しても全く衛星を見失うことはなく、驚いたことに短いトンネルであれば、ナビゲーションも維持？している。また、衛星の補足（測位）とても速い。

バッテリーについて
ＮＵＶＩ３６０はバッテリーが内蔵されている（バッテリーの交換は本体を分解しないと出来ですね）
バッテリーのもちは、バックライトの自動オフの間隔にもよるが、操作後早めに切る設定の３０秒間で４時間ぐらい使えた。バックライトがオフの状態でも誘導が必要な交差点の直前に自動的に点灯するのは、気が利きく。充電は外部電源を接続し、本体の電源を切ると「充電モード」と表示され充電される。本体の電源が入っているときに充電がされているかは、定かではない。また、本体使用時に外部電源を切ると，バッテリー動作へ切り替えるか電源をオフにするかを確認するダイアログが３０秒間表示される。

バグ
かふぇ・べいぶ別館にも書かれているが

• 画面の指示と音声の指示が間違う。これ音声案内を頼っている私にとっては致命的なこと。
• 文字入力のモードがおかしくなり、あたりまえの漢字の選択ができない。
• お気に入りに登録時に電話番号検索でデータベース上に複数の登録されているエントリがある場合、最後に「１」が付いた名前が重複登録されてしまう。「１」が付くほうを削除しても消えないが、「１」が付かない方は削除できる。（「current.gpx」を直接編集することで直る）。
  

バグは既に代理店を通してメーカーへ連絡が入ることになっている。次回ファームウエアのアップデートを期待したい。

総評
遊び心で車両アイコンを選べたり（アメリカ人的発想）、画像ビューアー、電卓、ＭＰ３プレーヤーなど、カーナビに無い機能も充実している反面、ナビ本来の機能である「誘導」は甘く感じる。カーナビと同じ機能・性能を期待して購入すると「ガッカリ」することになるが、地図を見るよりはマシだし、「トイナビとしては十分使える一品」。合成音声の音質はともかくとしても、ナビ本来の機能である「誘導」はしっかりしてもらいたいと感じる。今後のバージョンアップに期待する。