NTT 東日本 フレッツ・グループアクセス プロ 導入メモ
「イントロ」編
2003年7月現在
- はじめに
この導入メモは、NTT東日本が提供するフレッツ・グループアクセスプロ(以下、GA)を導入したときの走り書きをWeb化した物です。
残念ながら、グループアクセスのサポート体制は電子メールのみで、 電話での対応が全くありません。
またドキュメントは数少なく、導入事例、体験記等、詳しい情報が全くない状態です。そのため、この導入メモが参考になればと思い作成しました。
作成 7M1FCC
<7M1FCC @ JARL・コム>
- 構築環境の説明
東京本社:
*既にLAN(192.168.1.0/24)が存在し、クライアント数は30台
*ファイルサーバー数台
*NTT Bフレッツ 100M ベーシックタイプ 導入
*OCN 光アクセス IP8「Bフレッツ」プラン 使用
*社員向けPPTPサービス、グループウェアー等 利用
山梨工場:
*既にLAN(192.168.2.0/24)が存在し、クライアント数は15台
*ファイルサーバー数台
*フレッツADSL8Mタイプ 導入済
*OCN ADSLアクセス「フレッツ」プラン 導入
東北工場:
*既にLAN(192.168.3.0/24)が存在し、クライアント数は15台
*ファイルサーバー数台
*フレッツADSL8Mタイプ 導入済
*OCN ADSLアクセス「フレッツ」プラン 導入
- 構築内容とそのポイント
*専用回線、IP/VPN、ハードウエアーVPNと移り変わったが、安くポフォーマンスの良いWANの構築を検討した中で、GAが出てきた
*本社・工場間でファイル・プリンターの共有ができること
*本社・工場間でアクセスデータベースがストレス無く利用できること
*ランニングコストが安いこと
*機器等の初期投資が安いこと
- 構築図
- 使用機器の説明
*本社: ヤマハ
RTX-1000 価格
本社は、光ファイバーが導入されているためと、将来的に各工場が光に変更になっても耐えうる機材で安く尚且つ実績があるものとしてRTX-1000を選択。
*工場: ヤマハ RT-57i 価格
工場は、ADSL8Mタイプのためルーターのポフォーマンスを重視するよりも、実績、安定性と将来(いつになるか?)光が導入する時点で買い換える事を前提に安い機種を選択。
- 導入時の費用
フレッツ・グループアクセス プロ 工事費 1拠点あたり、2,000円(合計6,000円)
設計、構築、導入支援、出張、交通費、等
- ランニングコスト
*本社:
内 容 |
月額金額 |
NTT Bフレッツ 100M ベーシックタイプ |
10,100円 |
OCN 光アクセス IP8 「Bフレッツ」プラン |
34,500円 |
フレッツ・グループアクセス プロ 管理者 |
4,500円 |
小計 |
49,100円 |
*工場
内 容 |
月額金額 |
Flets ADSL 8M タイプ ADSL 専用型 |
5,190円 |
OCN ADSLアクセス「フレッツ」プラン |
1,950円 |
フレッツ・グループアクセス プロ 参加者 |
4,500円 |
小計 |
11,640円 |
合計 |
72,380円 |
- コスト減
今までは、ハードウエアーVPNを3拠点で行なっていたために、固定IPサービス(OCN 光アクセス IP8 「Bフレッツ」プラン)が必要であった。そのため、月額で拠点ごとに34,500円が必要であったが、GAを導入することで、固定IPサービスは必要なくなり、安価な接続サービスに切り替えた。
合計コスト減:
月額51,600円 及び使用機器の減による電気代(minimal)
- セキュリティー
フレッツ・グループアクセスは、インターネットVPNと違い地域IP網(NTTの閉じられた回線)の中だけの通信となる為、NTT専用線のような使い勝手と安心感があります。また、インターネットVPNの場合に発生するセキュリティ管理コストの削減もあります。(とは言っても、ルーター間で暗号化しましょうね)
- 導入ステップ
0) イントロ
1) 新規グループの開設
2) カスタマーコントロールによるグループ参加者の登録
3) 既存クループへの参加
4) ハードウエアーの設定
5) フレッツ・グループアクセス サポート掲示板
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